バイクについた傷を消すには
バイクは走っていると知らないうちに小さな傷が増えていくものです。中古バイクだとそのような傷はどうしてもあります。問題ない傷だとそのままにされていることがほとんどなので気になるなら自分で傷消しに挑戦してみましょう。補修できる限界はありますが、慣れると簡単にメンテナンスできます。
コンパウンドを使って傷を消す
コンパウンド使って傷を補修する場合、傷の範囲や深さをチェックします。水をかけてみて目立たなくなるようであればコンパウンドで修復可能です。
傷が深くて下地にまで達している場合、コンパウンドでは消せません。タッチペンを使うか、修理依頼となります。
コンパウンドの選び方
コンパウンドには目の粗さを表す番手と呼ばれ分類されています。#3000、#7500、#9800の荒目から三段階で磨きをかけるときれいに仕上がります。
コンパウンドには3つの形状があり、広範囲を磨くのに最適な液体タイプ、液ダレしないクリームタイプ、気軽に使える綿タイプがあるので、範囲にあわせて選ぶといいでしょう。
必要な道具
コンパウンドを塗り込む前に表面の油分を取り除く必要があります。シリコンオフを使って脱脂しましょう。
仕上げにはツヤ出し剤を使用するとよりきれいに仕上がります。
コンパウンドを使って補修する手順
コンパウンドの傷補修は比較的簡単な作業です。時間をかけて丁寧に行うことで仕上がりもよくなります。
- 洗車して傷周辺の汚れを落とす
- シリコンオフを使って脱脂する
- 一番粗いコンパウンドをハケにつけて傷に沿って一方向に埋め込む
- 埋め込んだらウエスで磨き、粗さ毎に同じ作業を繰り返す
- 傷が目立たなくなったら仕上げ用にツヤ出し剤で磨く
- コンパウンドの補修作業が終わったら、ワックスを塗って汚れを防止する
コンパウンドを使っても傷が消えない場合は、バイク店に依頼しましょう。
バイクの傷を防ぐには
バイクに乗っていると傷はつきものです。最初は気にしていても乗っていると見慣れるようになってきます。傷をつけないように走ることは大事ですが、完全に傷から防ぐというのは難しいと思ったほうがいいでしょう。自分で補修できるなら補修して、難しいなら修理費用と相談してバイク店で修理することになります。
それでも傷が気になるならベルトのバックルがタンクに当たらないように専用のタンクパッドや、立ちゴケした時のダメージを最小限にするためエンジンガードやスライダーを装着するといいでしょう。