中古バイクでどこを見るべき?
中古バイクを選ぶ際、どこから見ればいいのでしょうか。年式や走行距離、傷など見た目くらいならなんとなくわかるかもしれません。
中古バイクのリスクは買う前に隠れた不調や故障の兆しがわからないことです。せっかく買ったのにすぐに故障してしまったということがないように見抜く力が必要になってきます。
ここでは中古バイクを購入する前にチェックしておきたいポイントについて解説します。
タイヤを見る
タイヤが波打って減ってしまうことを編摩耗といわれバイクにとってよくある症状のひとつです。街乗りしかしていない場合はセンターが減りやすい傾向にあります。さらに、道路は排水しやすいようにかまぼこ状になっているので右端が減りやすいともいわれています。また、ブレーキのかけ方でも積もり積もって、編摩耗していきます。
フロント周りをチェック
バイクを真っ直ぐにして、ハンドルを左右にふった際、ハンドルに引っかかりがないか、車体が大きく上下しないかを見ます。ホイールやブレーキローターに歪みがないかもチェックしてください。
また、他のパーツに比べフロントのパーツが新しくなっていたら要注意。事故によりパーツを交換している可能性があるからです。他車からの流用もあり得ます。
アルミパーツを見る
アルミパーツの腐食具合と走行距離でこのバイクが室内保管されていたのか、野ざらしだったのかどのように保管されていたかがわかります。
サビの発生
多少のサビは仕方ありませんが、フロントフォークや燃料タンクのサビは致命的になりやすいので、この部分にサビができていないかチェックします。
フレームを見る
フレームに傷や凹みがないかチェックし、部分塗装された跡がないか見てみましょう。傷を隠すために塗装している恐れがあるからです。
どこに傷があるのか
キーシリンダー周りにカギによる傷がなければ、前のオーナーが大切に乗っていたかどうかがわかるでしょう。
大きな傷があるとフレームにダメージがある可能性があります。バイクは自動車と違って事故の場合、板金ではなくパーツ交換になるのでわかりづらいところです。
問題があった場合、選択肢から外さなくてはなりません。バイクショップも商売なのでバイクをキレイに見せる方法を心得ています。そこから問題がないか見抜いてください。
写真や説明文だけではわからないところも多いので、実車を見ずに中古バイクを買うのはやめて必ず実車を見るようしましょう。