自動車公正取引協議会とは?
自動車公正取引協議会とは?
中古バイクの買い方は、いろいろな方法があります。
一般のバイク販売店の他に、中古車を専門に扱うインターネットのサイト、オークションサイトやフリマサイトでの個人売買、SNSでの個人売買といったやり方で買う人も増えています。
確かにネットを使った売買は便利ですし、販売店よりもお得に購入できることがあります。
しかし、購入した後に「写真と現物が違う」「状態が悪くて修理が必要となった」「不正改造されていた」といったトラブルに巻き込まれる事例が増えているのも現実です。
そこで覚えておきたいのが、自動車公正取引協議会という団体の存在です。
この協議会は、安心できるバイク購入を後押しするために、価格や状態についての正しい情報の提供や不当表示を禁止するといったルールを定めて、それをしっかりと守るように推進する団体です。
中古バイクを販売するショップはこの自動車公正取引協議会に加盟していることが多く、協議会が規定するルールを守った販売をしている証明となっています。
自動車公正取引協議会ができたきっかけは、「メーター巻き戻し不正」が横行していたことにあります。
昭和40年代、実際の走行距離よりも短く見せるために、メーターを不正に操作して表示値を低くする手口が広がっていました。
こうした状態では消費者は安心して中古バイクを購入できません。
そこで自動車公正取引協議会が設立され、正しい情報を提供しバイクの状態を正確に理解した上で購入できるよう、販売店を指導していったのです。
自動車公正取引協議会に加盟しているかをショップ選びの基準に
特に中古バイクを購入する場合には、自動車公正取引協議会に加盟しているお店かどうかを確認してみるのがおすすめです。
全国で7,000店ほどが加盟していて、お店にその旨を示すステッカーが貼られています。
さらに、「自動車公取協品質評価実施店」というステッカーがあるかも注目してみましょう。
このステッカーが貼られているお店は、自動車公正取引協議会が行っている、中古バイクに関する健全な品質評価の講習に参加しています。
また、この団体が提供している品質評価基準に沿ってバイクの状態をチェックして、定めらた項目を必ず表示しています。
そのため、いずれかのパーツの状態が悪い、修復歴があるなどの確認を行うことができて安心して選べます。
この品質評価実施店では、お店ごとに在籍する品質評価者というルールに従って中古バイクの状態をチェックできるプロが対応してくれます。
プロでないと見抜けない内部の状態なども教えてくれますので、購入の判断をしやすくなります。
消費者として疑問点があるなら、この品質評価者とした働くスタッフに聞くことで、信頼できる情報を得られるので信頼してこのお店で購入できるわけです。